日本唯一親子三代探偵・行政書士キシワダの調査事件簿~修羅場☆ラ☆バンバその1~
日本唯一、親子三代探偵キシワダの調査事件簿
皆様、ごきげんよう。
日本唯一、親子三代探偵・行政書士キシワダです。
親父シリーズはまだまだあるのですが
少しは事件簿的な事を書かないとリアリティーが無いので
実際に起こった出来事を。
振り返ってみれば、いろんな出来事がありました。
それでは本編に。
最近の探偵会社さんは、契約をすると調査内容をリアルタイムにご依頼者に教えるという調査会社さんが増えてきています。特に浮気対手と密会だとか
(どこまで教えるのかはその探偵会社のルールがあると思いますが)
ヒートアップするのは確実。
それがリピート営業になるのかもしれませんが、時として、バッドな方向に向かうというのは
リアルタイム報告の探偵会社さんは、まだ、経験がないのかも?しれません。
当社も、昔、そのような報告スタイルを取っていたことがあります。
2つの案件の前までは。
今日はその2つの案件の1つを綴りたいと思います。
最近、帰宅が遅くなり、日曜日のたびに、一人で外出する事が多くなりました。
浮気調査の御依頼です。ご依頼者さんは専業主婦の30代、御主人も同年代。
恋愛結婚で小学生の子供さんが1人いらっしゃいます。
どこに行っていたの?と問いただすと、パチンコに行っていた。衣服にタバコの臭いもありません。
奥さん、旦那のカバンの中を旦那の就寝中に探ってみると
避妊具が。。
車のダッシュボードの中には大人のおもちゃ。
今までなかった毛布が折りたたまれて、トランク内に最近置かれているそうです。
はい。聞いただけで、限りなく黒に近い。
というか、黒ですね。
勤務後、その御主人を1週間、ガチンコで尾行しました。5日目がちょうど日曜日、スーパーの駐車場に入り、誰かを待っている様子。
親父も当時たまたま、後部座席に乗っていましたので、「よ~し。こりゃあマルイと会うぞ(第二対象者・以下愛人と称す)しっかり見張っとけ」
一眼レフカメラの電源を入れっぱなしにして、旦那の車両に乗り込む愛人の姿をおさめようと集中します。
男二人の鼻息だけが流れる、緊迫した車内。
親父はビデオカメラのレンズを旦那の車両に向けています。
「来た!来た!。写真取れ!」親父の掛け声で
連写で、愛人の姿を一眼レフカメラで撮影。と同時に乗ってきた愛人車両のナンバープレートを
マイクロカセットレコーダーに録音。
当時はまだ、個人情報が緩かった時代。ナンバープレートの番号から、300円を払えば、愛人の住所と氏名の割り出しが楽にできた時代でした。
旦那の車両に、愛人が乗り込んで、スーパーを後にします。
間隔を保ちつつ、後方から撮影。愛人が時に運転中の旦那の方に寄っている姿も、しっかりと撮影します。
やがて車は、郊外にあるレストランへ。
旦那と愛人が手をつないで、レストラン建物に入る姿を撮影します。
親父が、「こりゃぁ逆さクラゲ(=ラブホテル)、行くなぁ。長丁場になるから腹ごしらえしとけ!」
私たちは、母親が作った弁当。
海苔に包んだ握り飯と、漬物、卵焼き、竹輪とピーマンの炒め物が
張り込みの定番弁当でした。交代で食事を済ませ、建物の敷地外から、 その車両が動くのをじっと我慢します。
2時間弱、楽しい食事の時間を済ませた二人を乗せた車両はレストランを出て、ホテルが密集する地域方法に走行しています。
親父「ほらな。ホテル街方向に向かうぞ。入りが抑えられるように詰めろ」
やがて、眼前には眩いネオンが輝くホテル街
入室したのを確認・撮影したのち、男二人でホテルに入るわけには行きませんので(笑)
ゆっくりと侵入して、旦那のナンバープレート隠しを私が車両から降りて、移動させ、親父が撮影します。
(今は、建造物侵入と言われないために、ホテル内に入ってチェックインして、領収書を貰って堂々と張り込みます。何か言われても、お客様ですので通報等はされません)
ナンバープレート隠しを元通りにして、そのホテルを後に。
「さぁ、何時間で出るかやな。とりあえず依頼者に連絡するから、前見とけ」
そこで、親父は、奥さんに電話をします。性格的に執着が強い奥さんでした。
場所は言いませんでしたが、電話を切って、1時間位ホテルの外で張り込んでいると
見たことがある車両が・・・。
私、「ボス。あれ、依頼者の車両と違う???」
親父が双眼鏡を覗きながら、「お?そうや。○○さんの車や」
ゆっくりとその奥さんの車両はホテル内に入っていきました。
親父「マズいなこれは。カチコミするかもしれんなぁ」
で、その奥さんの車は、ホテルを出た後、路肩に止めて、ハザードを付けました。
親父の予想は的中です。
運転席から降りた奥さんは、そのまま歩いてホテル内に。
おまけに入口付近にあった、ブロックを抱えてます。
私、「ボス。ち、ちょっと、やばいよ」
「ガッシャ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ン」
親父「ああ・・やったか・。」
ホテル内から響く、奥さんの「出てこーい」の罵声。其の後、赤色灯を付けた車両が2台と覆面パトカーが。
ホテルの従業員が110番通報したのでしょう。
その近くにいた私たちの所にも覆面が。
親父が職務質問。私は親父がパトカーに載せられている間
足がガクガク震えながらも、双眼鏡でそのホテルの
入り口付近を覗いていました。
契約当時の奥さんだったとは、思えないほどの半狂乱の姿。
警官に抱えてられてホテルの外に引っ張り出されています。
親父は、事の顛末を覆面車両に乗って話しています。
任意同行はされませんでしたが、私も初パトカーの後部座席にすわって事情聴取。
未成年だったこともあり、そこまできつくは言われませんでしたが後日、親父は警察署に呼ばれ、厳重注意を受けたみたいでした。
これ以来、「全て調査が終わった後に報告しよう」という形が
確立した。のですが。
今度は、私が事件をやらかします。
次回に続きます。
それでは皆様、今日も良い一日を!
日本唯一、親子三代探偵・行政書士キシワダ