日本唯一親子三代探偵・代書屋酔いどれの調査事件簿～あの子はどうしているのやらその２～
【酔いどれラボ・探偵事件簿】
日本唯一、親子三代探偵酔いどれの調査事件簿
皆様、ごきげんよう。
日本唯一、親子三代探偵・代書屋酔いどれです。
今回は家出人捜索調査の続きです。
前回の概略・・
依頼者は父親です。
息子さんが行方知らずになり、探して欲しいとの
御依頼でした。
息子さんは、ギャンブルにのめりこみ。
消費者金融、闇金からも借り入れ
不当な取り立て方法で追い詰められた上
離婚した子どもにも養育費を支払う事も出来ず
行方知らずとなりました。
正直、雲をつかむような状態。
ですが、まずは動いて行って捜索を行います。
金だけ取ってそのまま放置のような某社の
やり方は好きではない（というか詐欺？）ので、
カメラ片手に巡回します。巡回した写真が全てを
語ってくれます。
調査開始です。
本人が立ち寄りそうな場所。
といっても、地元にいるのかですら
分かりようがありません。
例えるならば、25メートルのプールの中に
ビー玉を入れて探すようなもの。
そのビー玉も透明なのか、色がついているのか
大きいのか、小さいのか。今となっては、
気の遠くなるような、調査になる・・はずでした。
話をもとに。。
その前に、行政書士業務で、被後見人さんから
お金を出金してきて欲しいと施設から朝一で
連絡がありました。
全ての調査の場合、私は父の仏壇の前に座って
手を合わせてから行動に移すのが私流のルーティン。
「親孝行、したい時分に親は無し。」
江戸時代の川柳ですが、
江戸時代も今も変わりはありません。
家内安全・商売繫盛
その他諸々のお願いをしてから出動です。
いつものように手を合わせてから、被後見人さんの
通帳と印鑑、そしてカメラを持って駐車場へ。
その後見人登録している銀行の支店の通りには
複数店舗、大型のパチンコ店が並んでいます。
地元大分のパチンコ店は10時開店ですので
ギャンブラーは、開店前
店舗入り口に列を作っています。
その列を横目に見ながら、
後見人登録された支店に向かい
出金の手続きを終えました。
「とりあえずは、近い場所から巡回しようかな」
時間は9時58分。
軽い考えで、私は車のエンジンをかけました。
その銀行から先に、地元では大きなパチンコ店が
。
開店が10時ですので、とりあえずパチンコ店の看板を
カメラに収め、裏手側の駐車場から立体駐車場に
かけて回ろうと、地面に描かれた順路通りに右折しました。
その右折した先、3台ほど先に、同じ番号。。。。
「ん？ん！(。´・ω・)んんんん～～～～！！」
私はスマホの中に撮影してあった、
納税証明書の車両番号を
何度も、何度も 見返しました。
間違いありません・・。
聞いていた車両、塗色、番号
すべて一致です。
「開始3分。車両発見！」
久々に、足が震えました。というか
ちびりそうな感覚に（笑）
昔々、家出人捜索の
予備調査中に発見したことは
ありましたが、まさか家出人捜索
本調査、開始早々の
しかも、3分でという記録は
30年以上この業界に携わって
最短の自己ベストを更新です。（笑）
「落ち着け～。落ち着け～」
私は口でそう言いながら、周囲を確認し、
パチンコ店の駐車場、枠内に車を止めます。
口の中がカラカラです。
水筒に口を付け、水分を補給しました。
斜め前に、行方知らずの息子が乗って出た車両が。
急いで、カメラをバッグから取り出し、写真を撮影
直ちに、依頼者である父親に電話連絡を入れます。
今日はここまで
それでは皆様、今日も良い1日を！
日本唯一親子三代探偵・代書屋酔いどれ