リアルかくれんぼ~消えた旦那さんを捜す~
2017/01/20
親子三代探偵・キシワダです。
今朝はこれから移動の為、過去他のブログサイトを開設していた頃の調査ファイルからの記事転記です。
依頼者からのご承諾を得て対象人物が特定出来ないようにすれば書き込んでいいという事でしたので・・・。
守秘義務は大事です。
それでは!!
ちょうど季節は春。桜も散りかけた頃に一本の電話が鳴りました。
家出人捜索の案件を抱えて、昼夜を問わず、捜しておりました。
家出人調査は、
基本的には、御親族からのご依頼に限るので、ストーカーさんやDVでの捜索は出来ません。
で、、どこでそれを見分けるか
当社は、御親族に第一に「警察に家出人捜索願を届け出て、警察署の受理番号」をもらうようにしています。
もし保護命令等が出ていた場合、受理できないので、ストーカ―での捜索か?DVで逃げているか?の
判断が出来ます。(探偵業法で規制されています)
他社はどうかわかりませんが、後々のトラブル回避の為に当社は基本、捜索願番号を頂いてから捜索を開始します。
と、いう事は、探偵から捜されないようにする為には逆に届出を出して逃げると、探偵も手の打ちようが
無いという事になります・・・・。
(多分実践しちゃったりなんかすると法律に触れちゃう恐れがあるので真似しないで下さいね。)
その時は、まだ届け出て無かったので、書類契約後内容は、依頼者家族と一緒に警察署に行って
生活安全課の個室で依頼者が内容を口述するので承諾を経て、ICレコーダーを机上に置いて目をつぶり、
頭の中で捜索範囲を考えていました。(警察が聞くことと、うちが聞く内容はほぼ一緒)
で、受理番号を頂いて昼近くに警察署を出てました。
折角、港町に来ているので腹ごしらえという事で
「新鮮な魚が食べたいので場所知りませんかね~?」と依頼者に尋ねると
朝市場直送の新鮮なお刺身をご紹介
いや、美味かったっす。腹も落ち着き その分、闘志がメラメラと.。。
帰宅して、父ちゃんの遺影に手を合わせ、どーか見つかるように力を貸してくださいっ!とお願い。
家出人調査は精神的にきつい仕事です。
例えるなら、「25メートルのプールにビー玉を投げて、捜せ」というようなもの。
修行時代、家に帰るのが勿体なくて、何度も車内で寝起きして捜したものです。
もちろん、見つからないこともありました。
けど、見つかった時の達成感は半端ないです。
あ、警察に届け出しても、何か犯罪とか事故とかで警察のお世話にならないと積極的には動いてくれませんし、
成人は保護してくれません。
探偵の腕の見せ所です。
ここ数日、胃薬が手放せませんでした。
続く
それでは。
親子三代探偵・キシワダ